韓国の美容予約を、カフェに寄る感覚で入れてしまう人が多い。結果、カラー1件で午後が丸ごと消える。初日に入れたアートメイク(반영구)は3日目もまだかさぶたが残っている。ワックス脱毛の翌日にチムジルバン(찜질방)の予約が入っている。
これは4本目のサロン紹介記事ではない。順番の記事だ。何を先に入れ、何を最後に回し、それが荷物の受け取り時刻とどうぶつかるか。
料金・店舗・カテゴリ別の予約方法は下の3本にある。この記事はその上に時計を乗せる。
何を旅の前半に入れ、何を最終日に回すのか
前半はパーマとカラー、後半はネイル・マツエク・ワックス脱毛・フェイシャル。帰国便の直前には何も入れない。
前半:治る時間が要るもの、やり直したくなるもの
- パーマ(펌)。 理由は「約48時間シャンプー禁止」の一点に尽きる。帰国前夜のパーマは、長距離便のヘッドレストの跡をつけたまま家に着く。
- カラー・カット。 色が思った通りに出なかったとき、戻る日が残っていることが重要。
- アートメイク(반영구)は「前半に入れるもの」というより「短い旅では入れないもの」。 リタッチが4~8週後なので、2週間未満の旅程では完結しない。
後半:ダウンタイムがなく、帰りの飛行機や写真に効くもの
- ネイル。 ジェルはライトで硬化するので乾燥時間がない。早く入れる理由がない。
- マツエク(속눈썹 연장)。 24時間水を避ければ、あとは旅の最後まで持つ。ただしチムジルバンや水泳の後に。
- ワックス脱毛(왁싱)。 短く、24~48時間の制限を旅の終盤で吸収しやすい。
- エステの基本フェイシャル(관리)、ヘッドスパ、メンズカット。 制限は実質ない。
飛行機の直前に入れないもの
- 注射・レーザーなど侵襲的なものすべて。 腫れ・内出血・赤みが数日残ることがあり、何かあったときにはもう韓国にいない。
- ブリーチ(탈색)。 ブリーチ直後の髪はすでに水分が抜けていて、機内は乾燥している。
- パーマ。 上と同じ、跡がつく。
- スカルプチュア/エクステ(연장)。 初日が一番剥がれやすく、その日はスーツケースを引く日でもある。
医療行為についての注意。 注射やレーザーは医療行為です。実際に診察した医師と相談すべきもので、効果もリスクも人によって異なります。この記事はどの施術も推奨・保証せず、医学的助言ではありません。
3本まとめて、どうやって予約するのか
基本はネイバー予約、実務上はカカオトークチャンネルとインスタグラムのDM、韓国語が全くだめなら外国人向け予約サイト。
- ネイバー予約(네이버 예약)が基本で、ほぼ韓国語のみ。 2026年6月4日から、条件を満たす外国人は韓国発行以外のパスポートで本人確認ができるようになった。ただしその店がネイバー予約を使っていなければ意味がない。ホンデには使っていない店も多い。
- カカオトーク(카카오톡)チャンネル。 ワックス・マツエク・ネイルの実質的な予約窓口。
- インスタグラムのDM。 1人サロン(1인샵)はここが予約台。
- 外国人向けプラットフォーム — Klook、KKday、Creatrip、Trazy、WAUG。料金が先に確定し、確認も自分の言語で来る。
- どれくらい前に。 ネイルは3~4日前、人気アーティストは1~2週間前が公開されている目安。週末と夜の枠から埋まる。
- 前金とノーショー。 一部前金を取る店が増え、24時間前キャンセル規定が標準になりつつある。5~10分前到着が普通。
- 参考写真を持っていく。 美容室は前・横・後ろの3~5枚、ネイルは2~3枚。インスタの保存ではなく端末のスクリーンショットで。サロンのWi-Fiは当てにならない。
- 韓国にチップはない。 メニューの金額が最終金額。
施術ごとに何時間かかり、そのあと何ができなくなるのか
この表の数字はすべて上の3本からそのまま引いている。この記事で新しく作った推定値はない。
| 施術 | 施術台にいる時間 | 終わったあとの制限 | 出典 |
|---|---|---|---|
| メンズカット(+スタイリング) | 40分~1時間 | なし | 美容室 |
| メンズカット+ダウンパーマ(다운펌) | 1~1.5時間 | なし | 美容室 |
| レディースカット(シャンプー・ブロー込み) | 1~1.5時間 | なし | 美容室 |
| ヘッドスパ(カット込み) | 約1.5時間 | なし | 美容室 |
| カラー(ブリーチなし) | 2~3時間 | 午後が丸ごと消える | 美容室 |
| パーマ(一般・熱パーマ) | 2~4時間 | 約48時間シャンプー禁止。 耳にかけたり結ぶと跡が残る | 美容室 |
| ブリーチ+カラー | 3~5時間 | 一日仕事。乾いた機内で傷む | 美容室 |
| ブリーチ2回以上+カラー+トリートメント | 5~6時間以上 | 夕食の予定を入れない | 美容室 |
| ワンカラージェル(원컬러) | 約1時間 | ライト硬化なので乾燥時間なし | ネイル |
| アート(10本すべて) | 1.5~2.5時間 | なし | ネイル |
| エクステ+アート(연장) | 2.5~3.5時間 | 初日は引っかかって剥がれる。 スーツケースが最悪 | ネイル |
| ペディキュア(手と同時) | 手の施術に約1時間追加 | なし | ネイル |
| 既存ジェルのオフ | 20~30分追加 | — | ネイル |
| マツエク | 60~150分 | 24時間まつ毛を濡らさない、スチーム・サウナは24~48時間回避 | エステ |
| まつ毛パーマ | 45~60分 | 同上 | エステ |
| アートメイク(眉) | 90~150分 | 2~10日目にかさぶた、5~7日は乾燥を保つ、色は約4週で定着、リタッチは4~8週後 | エステ |
| ワックス脱毛 | 10~40分 | 24時間赤み、サウナ・チムジルバン・入浴・水泳は24~48時間禁止 | エステ |
| エステの基本フェイシャル | 60~90分 | 数時間の赤み。実質なし | エステ |
| ピーリング・アクアピール | 30~60分 | 1日ほど皮むけと赤み、当日サウナ禁止 | エステ |
| レーザートーニング | 15~30分 | 数時間の赤み、紫外線対策が必要 | エステ |
| 水光注射・リジュランなど | 20~40分+麻酔クリーム20~30分 | 注射跡や内出血が数日残ることがある | エステ |
| クリニックのカウンセリング(상담) | 所要時間は公開されていない — 施術枠とは別に見る | 美容目的なら通常無料 | エステ |
他の予定とぶつかるもの
- ワックス脱毛・マツエク vs チムジルバン・サウナ・水泳 — どちらも24~48時間禁止。チムジルバンを先に、施術を後に。 逆順にするとチムジルバンが消える。
- アートメイク vs 写真の予定 — 2~10日目がかさぶたの期間。
- カラー直後 vs プール — 3本の原文が言えるのは「ブリーチ直後の髪はすでに乾いている」までだ。プールの予定があるなら、席を立つ前に担当デザイナーに直接聞くこと。
- ネイル直後 vs 荷造り — エクステはスーツケースの取っ手で剥がれる。荷物は施術の前に預ける。
モデルコース3つ — 最後の行は必ず荷物
半日 — 施術1つ+買い物
| 10:00 | 荷物を預ける(7番出口または5番出口) |
| 10:30 | ワンカラージェル — 約1時間 |
| 11:40 | オリーブヤング ホンデタウン → ダイソー |
| 13:00 | 昼食 |
| 14:30 | 荷物を受け取る — どの締切にも余裕 |
丸一日 — 施術2つ
| 09:30 | 荷物を預ける |
| 10:00 | カラー(ブリーチなし) — 2~3時間 |
| 13:00 | 昼食 |
| 14:00 | アートネイル — 1.5~2.5時間 |
| 16:30 | 買い物 |
| 18:30 | 荷物を受け取る — ムシンサ20:30、有人22:00ともに余裕 |
ここをブリーチ+カラーに替えると、この一日は成立しない。 3~5時間なので10時開始で13時~15時終了、ネイルは落ちる。
出国日(チェックアウト済み・夜便) — 逆算
仁川第1ターミナル21:00発とする。飛行機から逆に数える。
| 21:00 | 出発 |
| 18:00 | 空港着(免税還付のレシートがあるなら、荷物を預ける前に税関を通す必要があるのでもっと早く) |
| 16:50 | ホンデ入口駅でAREX一般列車 — 第1ターミナルまで約55分 |
| 16:30 | 荷物を受け取る |
| 16:15 | 施術終了 |
つまりアートネイル(最大2.5時間)は13:45までに開始、ワンカラージェル(1時間)は15:00開始でも間に合う。ブリーチ+カラーはこの日に入らない — 5時間側に振れたら飛行機に乗れない。
出国日は最初から24時間セルフを選ぶ。22:00という閉店時刻そのものより、押した施術を吸収する余白がないことが問題だ。
施術ではなく化粧品を買うなら、ホンデのどこか
8番出口周辺のオリーブヤング ホンデタウンと、7階建てのダイソー ホンデ2号店。
どこで
- オリーブヤング ホンデタウン(올리브영 홍대타운)。 営業面積およそ991㎡(約300坪)で、同社ではミョンドンタウンに次ぐ規模。地上3階。ホンデ入口駅8番出口から歩きたい通り(걷고싶은거리)へ抜ける大通り沿い。16か国語対応の翻訳機を店内に置いていると同社が発表している。ホンデにはメンズ特化の別店舗もある。
- ダイソー ホンデ2号店(다이소 홍대2호점)。 8番出口近く、ヤンファロ(양화로)の7階建てビル1棟。ダイソーの価格は500・1,000・1,500・2,000・3,000・5,000ウォンの6種類のみ。ビューティー商品は2024年末の約60ブランド・500品目から、2026年4月には約170ブランド・1,900品目に増えている。
- ロードショップ。 単一ブランドのロードショップは、購買がH&B(複数ブランド)店舗とオンラインに移ったことで店舗数が減り続けている。特定ブランドの路面店を目当てにホンデへ行かないこと — 行く前にネイバー地図でその店舗が生きているか確認する。
- オリーブヤングは、アリペイ・WeChat Pay・UnionPay・WOWPASSでの決済に購入金額に応じた即時追加割引を行っていると発表している。大型セール(올영세일)は3・6・9・12月。
免税還付(タックスリファンド)の仕組み
以下は2026年9月時点、韓国観光公社の案内による。金額基準は動くので、レジで必ず確認すること。
| 基準 | |
|---|---|
| 対象 | 韓国滞在6か月未満の外国人(在外韓国人は別条件) |
| 最低金額 | 1レシート15,000ウォン以上、未開封・未使用、購入日から3か月以内に出国 |
| 即時還付(レジで) | 1回の支払いが15,000ウォン以上100万ウォン未満、滞在中の合計500万ウォンまで。実物のパスポートが必要 |
| 市内還付ブース | 1レシート600万ウォンを超えないこと |
| 空港還付 | 購入金額の上限なし。ただし荷物を預ける前に税関に商品を見せる |
間違えやすい点が2つ。付加価値税は10%だが、代行手数料が引かれるので10%丸ごとは戻らない。 そして還付は「モノ」だけで、サービスは対象外。カット・ジェルネイル・エステは戻らないし、外国人患者の美容医療に対する付加税還付の特例は2025年12月31日で終了している。→ ホンデの皮膚科・エステ
100mlルール — カバンが破裂する本当の理由
仁川空港では、液体・スプレー・ジェル類は1容器100ml以下でなければならない。基準は残量ではなく容器の表示容量だ。そのうえで、1人1袋の透明な1リットルジッパー袋(20.5×20.5cm または 15×25cm)に全部収まる必要がある。200mlの化粧水は、底が見えるほど減っていても通らない。受託手荷物には容量制限がない。
つまりオリーブヤングで買った化粧水・アンプル・クレンジングオイルは、ほぼ預け入れ確定だ。行きは閉まっていたスーツケースが閉まらなくなるのはこれが原因。→ 買いすぎて荷物が入らないときの対処
美容予約はなぜ荷物の計画を壊すのか
旅行者の荷物計画が崩れる最も多い原因が美容予約だ。 2~3時間の施術に前の客の30分の押しと待ちが重なると、有人カウンターの22:00を越える。ホンデのサロンは建物の2~8階にある狭い部屋で、28インチのスーツケースを置く場所はない。
- 有人カウンター(TLUGGAGE、Jimcarry):22:00締め
- ムシンサスタンダードのロッカー:20:30締め
- 24時間セルフ:Annyeong(7番出口)・Cocoon(5・7番出口)・7番出口ロッカー・LuggageQ・Welcome Center(5番出口)
(2026-06-29 現地確認)
保管場所を決めるのは施術時間のほうだ。 メンズカットならどこでもいい。夜のアートネイルや出国日は、最初から24時間セルフ一択。
まとめ
- 予定を決めるのは所要時間ではなくダウンタイム。
- 前半:パーマ・カラー。後半:ネイル・マツエク・脱毛・フェイシャル。飛行機の直前:何も入れない。
- チムジルバンを先に、脱毛とマツエクを後に。
- 最終日は飛行機から逆算する。 21:00発 → 18:00空港 → 16:50列車 → 16:30荷物 → 16:15施術終了。
- 即時還付は1回15,000ウォン以上100万ウォン未満・合計500万ウォン・実物パスポート。 100mlを超える化粧品は預ける。
価格と営業時間は2026年9月時点で公開されている情報です。ホンデの個人店は営業時間もメニューもよく変わります — 行く前にネイバー地図か店のインスタグラムで確認してください。
荷物預かりの締切時刻:2026-06-29 現地確認
出典
- 当サイトのホンデ ネイル/美容室/皮膚科・エステ各記事(上表の所要時間とダウンタイムはすべてここから)
- 韓国観光公社 VISITKOREA「免税・タックスリファンド」案内(2025年10月21日更新)
- 仁川国際空港「機内持ち込み制限品目」案内(100ml容器と1リットル袋)
- CJオリーブヤング プレスリリース(ホンデタウンの店舗規模と翻訳機、外国人向け決済割引、セール時期)
- ダイソーのビューティーカテゴリに関する韓国経済メディア報道(2026年)